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2007年2月 6日 (火)

Dark Side of the Moon

読者の皆様、

なんともいい気分。気に入った作家にであって、一気に読み終えた後の気分。何回もいってるけれど、ヴァンクーバーの図書館には日本の本もイッパイあって、日本にいた時よりもイッパイ日本語の本を読んでいると思う。近年はBookOffも出来て、日本語の本と英語の本を半々くらいで読めるカンジ、、。私は趣味は読書っていうだけあって、読みかけの本がいつもないと不安なオイラ。で、今日読み終わった本は図書館で借りてきた、「錆びる心」っていう桐野夏生の短編集。桐野夏生って作家は初めての作家。

図書館では何冊もかりられるから、サンプリングにはピッタリ。面白そうな本をポイポイとバスケットにいれて借り出して、家に持って帰ってから吟味する。ツマンナイ本はそのまま返してしまえばいいわけだから。で、今回は大たたり♪♪小池真理子の描く、平凡な日常生活のなかに潜む人間のあ~いう面(どういう面?)をピリッと書いて終わってくれる。で、このあ~いう面ってところがうまくいえなかったんだけど、中条省平って人の「解説」を読んでいたら、ウマイこと書いてあった。ピンクフロイド(昔、大好きだった。)の「狂気」ってアルバムのタイトル「Dark Side of The Moon」.邦訳「月の裏側」って例をだして、「いつも煌々とと輝いている月の、隠された、暗黒の、不吉な一面」とかなんとか。

私がいつも思っていてうまく表現できなかった「あ~いう面」ってのは、暗黒とか隠されたって言葉よりも、「不吉な」の一言のような気がする。小池真理子の持つ、「不吉さ」、ルノーアルレーの描く女の「不吉さ」、JoyFieldingの書く平和な生活のの裏に隠れた、「不吉な」予感。アーヴィンショーの「Bread Upon the Waters」、あ~、この間再度読み終えた「レベッカ」。幼い頃に読んだ、「秘密の花園」、、、、思い起こせば、大昔から「日常に画された不吉さ」、とか「秘密」といかが、の求める「サスペンス」。探偵ものでもなく、ハードボイルドでもなく、トリックものでもなく、こういう「心の歪み」ものを読み終えた時、うれしいね~と言うオイラの心は「不気味」だよね~♪

「錆びる心」の一節:「機械じゃあるまいし、自分の中にこれという動機がなくっちゃ嫌なのよ。あたしがいなきゃ、という仕事がしたいのよ」と主人公の元主婦が、お手伝いの仕事を探している時に言う言葉。誰かの役に立ちたい、立てるような家のお手伝いさんになりたい。ってことなんだけど、「子供を産む機械」には、「自分」とか「私」とかが欠落していて、「子供を産むマシン」だったら、サイボーグとかでよいワケで、ソレよりも何よりも、あ~もういいわ。まだ、あの暴言を忘れきれないオイラの苛立ち。柳沢にはピカピカに磨かれた機械嫁を与えておけばいいわ~。オイラは錆びていたってほんのと人間のほうがずっといい。あ~、まだ根に持っているおいら、だから言ったでしょ、「取り返しのつかない暴言」だって。

さてさて、モットモット「不吉」な予感のする本を探してよむぞ~、そして「人の心の探索」にでかけるぞ~♪♪って思っているおいらの心はオイラのDarkSideOfTheMoon!

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コメント

まずは、皆様へ、
あの~、桐野夏生って方は女性なんですね?ナツオって読むんですよね?実はどっちかな~?と思っておりましたの。OUTもメタボラも読んだことがありません。ワタシが気に入ったのは「錆びる心」という短編集のなかの「虫卵の配列」と「錆びる心」です。おためしを。
きょんべぇさん
あなたも図書館派ですか?本は高いものね。それに読み終わったら、ドンドン他の人も呼んだほうがいいものね。そうですか、「健全」なんていってるんですか?また、ブログにちゃんとかきますね~。
ウーハーマスター、
東野圭吾の「白夜行」、お借りして読んだんですよね。すっごくよかった。また、ワタシ好みのお勧めおしえてくださいね。

mottaくん
そうそうそう、冷たくて不吉でそれでいて静かなんだよね。ワタシは太陽の光より月明かりが好き。読書家のmottaくん、息抜きによんでみてよ。

あかねさん、
メタボラって過激なの?ワタシはあの短編集が第一弾で他のはわかんないけれど、そうなんだ?古い古い道徳でもワタシ、機械呼ばわりされたくない。ホントに安部の責任は大き過ぎると思います。


投稿: 姑 | 2007年2月 7日 (水) 11時32分

桐野夏生さん、私は新聞の連載で『メタボラ』を読んだだけなのですが、社会派だな~!と思いました。それまでは『OUT』とかちょっと過激なイメージがあったので、避けていました。また読んでみたいと思います~。

きょんべぇさんの書いておられる柳沢さん発言パートⅡ、なんだかもう可愛そうになってきました。失言じゃなくて、この方はおじいちゃんなのだ。。。古い古い道徳をかたく信じて生きているのだ、、、と思いました。こういう人を厚労相に据えた人の責任は大きいですよねえ???

投稿: あかね | 2007年2月 7日 (水) 10時01分

桐野夏生ですか。まだ、読んだことないや。読んでみます。小池真理子は何というか、日本文化でしか味わえない、締まった空気の中の冷たさみたいなものを感じました。何か変な表現ですが。

投稿: motta | 2007年2月 7日 (水) 00時14分

桐野夏生の「OUT」はエドガー賞(MWA賞)の最優秀長編賞の候補に選ばれたぐらいだから、彼女は多分北米でもっとも有名な日本人ミステリー作家だろうと思う。
ところが、日本では彼女の作品が同賞の候補に選ばれたということは意外に知られていない。やっぱり賞を取らないと駄目なのかな。
日本には桐野夏生以外にも沢山腕の良いミステリー作家がいるから、是非いつか日本人の作家もエドガー賞を取って貰いたい。

投稿: ウーハ マスター | 2007年2月 6日 (火) 22時35分

ほ~桐野夏生の本ですか。まだ彼女の本を読んだことがないけれど、読みたいなって思っていたところです。心がざわざわしそうな感じがしますね。早速今週末、図書館に行って捜してみます。
柳沢発言Part 2をご存知ですか?6日の記者会見で「若い人たちは、結婚したい、子どもを2人以上持ちたいという極めて健全な
状況にいる」とぬかされました。この「健全」という表現にものすごい抵抗を感じる私であります。なにをもって「健全」「不健全」を決めるんや~。そんな基準(枠)はゴメンこうむります!本当に
ピントの外れた爺さんですなぁ。

投稿: きょんべぇ | 2007年2月 6日 (火) 19時09分

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